具体的な老後資金は一体、いくらなのか、様々な金額が散見されます。
今日は、具体的な金額を出してみたいと思います。
【前提条件】
65歳~(単身者)85歳まで必要な金額
20歳~60歳までサラリーマン(厚生年金)
預金・資産無し
無職
上記とします。
単純に考えると1年の生活費×20年ですね。
総務省発表のデータによると
ざっくり25万円というデータが公表されています。という事は
25万円×12か月×20年が純粋に必要な金額ですね。
65歳から働かず、よーいどんで必要な金額は合計6000万円です。
これが一つ目の具体的な金額です。
後述しますが、怖いのは上記の住居費の金額です。
次にもう一つの金額を試算していきます。
この6000万円は
年金支給額+65歳までの現金・資産+65歳以降の投資運用額が6000万円を上回ればいいわけです。
実際は、1か月毎などで、マイナスにならない6000万円以上です。
それでは、年金支給額はどれくらいでしょうか。
一般的には年金受給平均額は14万円程度というデータがあります。
14万円×12か月×20年=3360万の年金受給はあります。
参考:P8,21令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況|厚生労働省
6000万円-3360万=2640万円が必要な具体的金額です。
つまり65歳までに2640万の現金があれば、何とかなるかもしれない金額になります。
ただし、ここからが重要です。
前提条件を再度、確認してください。40年間厚生年金を払っている前提です。
そして、例に出した、各金額は、平均値なので、実際はもう少し厳しいかもしれません。
それに加え、物価も上がり、年金受給年齢も上がるという見解が一般的です。
様々な要件が加わり必要金額は変わっていきますが、いずれにしろ、若いうちに早く対策を考えることが重要です。
最後になりますが、住居費6.6% \15,578はどこの国でしょうか。住居は確保前提なのかもしれません。